かくれ浜は、海の中から現れる砂浜。喜瀬(きせ)集落の海に向かって右端にあり、喜瀬から崎原(さきばる)へと向かう道に入ってすぐの海岸にあります。かくれ浜が姿を現すのは、年に数えるほどの大きく潮が引く日だけ。干潮潮位がマイナスとなる春から初夏にかけてがチャンス。道路から海を見ると、海の色合いで沖が浅くなっているのがわかり、かくれ浜が出ている時は歩いて渡ることができる。歩くとそう深くないですが、かくれ浜の手前だけはやや深くなっているので渡る際は濡れてもいい格好がオススメです。
かくれ浜の周辺は広範囲に浅くなっているので、子供を遊ばせるのにも最適。ただし、沖側はズドンと急激に深くなっているので気をつけましょう。海上に砂浜が現れるシーズンじゃなくても、大潮の干潮にはとっても浅くなっています。ヒザよりも浅い海は、夏の陽射しの下で白く輝き、独特の趣があって面白いです。
また、かくれ浜では奄美の他の海岸ではあまり見かけない生物を見ることができます。星型でゴツゴツした突起があるコブヒトデや、座布団のような形でカラフルなマンジュウヒトデ。ごくマレに歩くウニとも呼ばれるブンブクを見かけることも。手の平サイズで赤色のヒラタブンブクや、小さくてベージュのコオニブンブクなど。それと薄いウニの仲間のカシパン類も見かけます。
かくれ浜に行く計画を立てる際は、あらかじめ潮位表にて干潮潮位がマイナスになる日時を調べておきましょう。
潮位表 奄美(AMAMI)|気象庁
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