奄美のカメレオン 2016/6/17


--奄美のカメレオン的な「キノボリトカゲ」。環境に合わせて体の色を変えるのですが、1匹をワンショットでは色の変化は伝えづらいものです。でも、なんということでしょう。実に親切なシチュエーションに出会ってしまいました。同じ木に二匹のキノボリトカゲ。しかも同じ木ですが環境は相対的。表と裏で日なたと日陰。1匹は樹皮の色に似せたグレー、もう1匹は周囲の葉に合わせてグリーンに体の色を変化させていました。1枚でカメレオン的要素を伝えられる実に有り難い状況に感謝。そして表の1匹に目を奪われていた僕に裏の1匹の存在を教えてくれた娘にも感謝。「キノボリトカゲがいるよ」と子供たちに見せたら娘が「ホントだ2匹いるね」って。「え?2匹いる?」「うん、後に隠れている」と。よく見ると裏から頭だけ出ているのに僕も気付きました。グッジョブ!ユウリ。

撮影地「屋仁(やに)」


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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