白と青の世界 2016/7/4


--二年ぶりに防水ハウジングを・・と書いたところで365奄美の写真日記を見返してみると、3年ぶりでした。とても久しぶりに一眼レフを海に入れました。今日は新月の大潮。干潮には10cmの潮位まで潮が引きます。海中に広がる白い砂浜と青い空のコラボレーションが脳裏に浮かび、かくれ浜へ。今年のかくれ浜は、春のスーパー大潮でも浜の出現が少なかったので10cmの干潮潮位では浜は期待していませんでしたが、案の定出ていませんでした。でも、波うちぎわがずっと向こうまで広がったような浅い白砂の海は期待通りにそこに存在しました。そして真っ昼間の強烈な陽射しを浴び、まぶしいほどの白と青の世界。さっき撮ったけど、ああでもまた撮りたい・・と何度も何度もついシャッターを切ってしまいます。カメラは防水ハウジングに入っているのでレンズ交換はできません。超広角魚眼レンズの似たような写真が量産されるのですが、光の当たり方や波の立ち方に反応して・・いや違うな、包み込まれるように視界の全方位がキラキラしているのに写真ではただの一部しか撮れない・・そのもどかしさがシャッターに気持ちを駆り立てたのかもしれません。クラクラするような太陽の光が波間に移り変わり、ハートに深く深くイメージを刻み込んでいくようでした。

撮影地「喜瀬(きせ)」


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。
メインホームページ→