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「この坂のぼれば、海が見える。」の合い言葉を胸に秘め、僕はもくもくと坂を登った。 しかしながら、登っても登っても海の気配なんてどこにも全然感じられない。 それどころか、高みに上がるほど海から遠ざかっている気さえする。 「この先に本当に海があるのだろうか」僕は不安に駆られた。 不安は気持ちをはやらせ、前の車がやけに遅く感じる。 『ウサギとカメ』だ。僕は迷わずウサギになる。 カメさんに付き合っている余裕はない。 本当にこの先に海があるのか? 今はそれだけが最重要。 カメさんはもう 遥か後ろ 見え な ・ ・ ・ ・ ・ 突然 入ると、道はまだ登っていた。 「なーんだ、海なんてあるはずないと思っ ・・・・・・ ・ ・ ・ ・ !」 |
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| 「海だー!」 | |