宮古崎/ 鹿児島県大島郡大和村国直
 photo & text by RyoBeppu / www.amamicco.net

岬一帯にリュウキュウチクが生い茂る宮古崎(みやこざき)。背丈の低いササに囲まれた岬は、まるで草原のようです。視界は水平線まで広がり、解放感いっぱいの空間が広がっています。ああ、海風が心地いい。

宮古崎へは駐車場から徒歩20分ほど。登りくねりの遊歩道を歩いて行くと、時折視界が開け海が見えます。そして遊歩道を抜けると一気に空が広がるのです。笹は、たいていがヒザの高さで一部深いところは頭近くまであります。歩きやすいですが、草負けする方は長ズボンがオススメです。雨の後はぬかるみがあるので気をつけて。あとルートをそれると危ないので笹の中には安易に入らない方がいいでしょう。見通しがいい場所だけに笹原の岬一帯は木陰ひとつありません。陽射し対策は必須です。笹原の入口に古い展望施設が残っていて、そこが最後の日影となります。そこにトイレあり。

夕日は春から夏、そして秋までは海に沈み、冬だけ南の島影へ。笹原がオレンジに染まる風景は格別ですが、帰り道は森の中。結構暗いです。

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