奄美大島の北の中心地、赤木名(あかきな)。赤木名の海岸線に出て屋仁(やに)へ向かう道路沿いからは、春〜夏〜秋を通して水平線に沈む夕日を見ることができます。しかも道路沿いというのが楽なところ。駐車スペースは峠道が始まるところの夕日スポットに少しだけですが、そこから歩道を歩いて行けばどこもかしこもサンセットビューポイント。
歩きながら夕日を見ると実感できますが、自分が動くと夕日もついてくるので、移動することで夕日を動かすことができます。なので笠利湾内に浮かぶ小島の赤木名立神や、灯台が印象的な岬の今井崎と夕日をからませる楽しみもあります。しかも夕日がまぶしい空気がクリアな日には、太陽が水平線に消えゆく際に一瞬だけ緑色になるグリーンフラッシュが出ることもあります。さらにマレですが、過去一度だけ夕日の最後が青くなるブルーフラッシュにも遭遇しました。
水平線に沈む夕日だけでなく、台風の前後には燃えるような夕焼けが広がったり、雲が神々しい演出をしたりと、季節や天気によって様々なサンセットシーンが描かれる奄美の空。赤木名サンセットは、とても気軽に色んな夕景と出会えます。
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