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・龍郷町の円には親戚がいるので、小さい頃からよく訪ねていた。訪ねるたびに夕日を眺めに行ったのを憶えている。円からは水平線に沈む丸い夕日がよく見えた。今日も大きな太陽が綺麗な形をして水平線の向こうへ消えていった。実際に空が焼けてくるのは太陽が沈んだ後で、高層にほどよく雲が広がっていると、その雲が赤く燃え、その光を受けて海も染まってくる。そうやって夕焼けのショータイムが始まるのだ。この日は真っ赤な龍が空を飛んでいた。(安木屋場〜円)

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