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・上空を流れゆく雲と一緒にさっきから時々雨が通り過ぎていく。おかげで僕はすっかりびしょ濡れだ。干潟では雨よけになるものは何もないし、かといってヒルギの森に入っても勢いはほとんど変わらない。「少しは受け止めれよ」と思うくらいヒルギの木々はスカスカと雨を通す。雨の過ぎた後、干潟にあった泥ダンゴはもう元の形をとどめていなかった。雨粒の勢いとはなかなか侮れないものだ。森の木々が、雨粒から地面を守っているという話もうなずける。さてと、あの雨がこっちに来る前に今日のところは引き上げますかな。(住用)

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