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・初夏の頃、真っ白な花を付けていたメヒルギ。その花が散り、残されたガクの中から何かが飛び出てきていた。そう、メヒルギの種だ。メヒルギは(オヒルギも)、木の枝に付いた状態で種が成長をはじめるという不思議な性質をもっている。つまり卵ではなく、赤ちゃんの状態まで育ててから産み落とす。いわゆる胎生種子というやつだ。そうすることで泥と水という特殊な環境に適応しているのだろう。これから冬の間、ちゃくちゃくとメヒルギの種は伸び続ける。(住用)

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