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■ サクラの開花とヤマガラと

-- サクラの花が咲き始めた。島のサクラは緋寒桜。これから寒くなるって時に咲き始める。決して春を告げる花ではない。案の定、サクラが咲き始めてから寒風が吹き荒れている。島も冬本番。10度前後の日が続く。開花と同時にサクラを見に行ったところ、まだ花もまばらな樹の上をヤマガラが飛び回っていた。普段はメジロの方をよく目にするのだが、この日はヤマガラばかり。数匹のヤマガラが樹の上をちょこちょこと跳ね回りながら何やら忙しそうについばんでいた。メジロの場合は花の中に顔をつっこんで蜜を吸っているようなのだが、ヤマガラは蜜が目的ではない様子。花の付け根あたりをついばんで、何かをはぎとってはペッと捨てている。いったい何をしてるのだろう。ヤマガラはとても賢い鳥だと聞く。きっとなにかとても美味しいものを知っているのかもしれない。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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