奄美大島探検マップ

 秋名の緋寒桜 2013/1/11


--ちょっと用事で秋名まで足を伸ばしたついでに、秋名の道路沿いの緋寒桜を見てきた。秋名の緋寒桜はとても早く咲く木があって、その木は年末から花を付け始めていたのだけれど、今はほぼ満開になっていた。ただまだ多くの木はツボミが多かったので、見頃はまだまだこれから。そろそろ本茶峠にも行ってみないとな。今年はDP2 Merrillで画面いっぱいに咲いた桜を撮ってみたい。拡大した時に小さな花の一つ一つがどれもしっかり桜の形をしていて、それらが密集して桜色になっているような写真を。

--秋名に行ったのは他でもない、今話題の風邪のためである。うちの家族の中でのメインテーマなだけだけどね。後から発症した妻は熱が引いて今は声が出ない状態だけど、先に発症した僕と娘は声が出ないシーズンは終わって今はセキに悩まされている。しかも軽い悩みではない。猛烈に深刻な悩みになってきた。なにせ昨夜はほとんど眠れなかったのだから。

--「昨夜はセキの音で眠れなかった」と言う妻の解説によると、僕と娘は20分間隔くらいで激しく咳き込んでは目覚めていたらしい。そうか、一応眠れることは眠っていたのか。僕の感覚では、眠りの世界に入った次の瞬間には激しいセキで覚醒していた感じだった。「セキしてーあーセキしてー」とムズムズするノドをなだめるように眠りを誘い込んでも、やっぱり出てくるセキにすぐ追い払われてしまう眠りん。これは経験上めっちゃ効いてきた!と絶対の信頼を寄せていたツムラの漢方トローチをなめても全然ダメだった。強力、実に強力なセキ。どうせ眠れないから娘を抱っこでも出来れば無駄な気もしないんだが、お父さんイヤー状態の娘はなかなか抱っこできず。その夜、妻は娘を布団で寝かすことに成功したようだが、また都合の悪いことに僕と娘の咳き込むタイミングが交互だったので、一人セキを聞いている方はセキをしている方より短い間隔である意味セキに襲われていたようだ。

--明け方には二人とも不思議なくらいセキをしなくなって、僕も娘もグッスリ眠っていたようだけど、この日は妻の検診日だったので朝寝ができず七時半に起床。ボーッとした頭で病院に行き、駐車場の車の中で妻の検診が終わるのを娘とウトウト眠りながら待ち、帰り際にもう一度娘の病院に寄って家に帰った。

--昼間はそんなにセキは出ない。でも経験上、夜になると奴は暴れ出すことをよく知っている。そしてひとたび暴れ始めるともう手を付けられないことも。恐ろしい。恐怖の予感に震えた僕は最後の砦にあたる近所の肥後病院を訪ねることにした。ツムラの漢方トローチがダメならもう肥後病院しかない。セキで悩んだ時に普通の病院に行っても僕の場合は全然ダメなのだ。20代の頃も30代になってからも、そして去年もダメだった。西洋薬だけじゃ効かなくて、そんな時に何度も僕を救ってくれたのが東洋薬の漢方だった。そう、肥後病院は漢方も出してくれるのだ。その肥後病院は二カ所に診療所があって、火木土は近所なんだけど月水金は秋名。今日は金曜日。近所の診療所が開くのは明日。でも、今夜のセキと自力で戦うなんて・・。あまりの恐怖に車を走らせた。秋名へ。そして診察後、桜を撮った。

DP2 Merrill

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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